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武富士の情報開示に違和感 ~韓国A&Pによる買収額283億円と判明、スポンサーが資金調達で苦戦?「清算」の可能性高まる~

前日記で書いたとおり、管財人からの更生計画案が提出され全ての更生計画案が出揃ったわけですが
そこに至るまでの流れと、更生案に対する新聞や雑誌の反応、そして武富士再建の問題点を書いていきたいと思います。

まずは、一昨日目にしたブルームバーグの最新ニュースから。

(太字部分引用)


武富士:スポンサーの韓国A&Pによる買収額283億円と判明-関係者


7月20日(ブルームバーグ):武富士の会社更生手続きで、再建スポンサーの韓国大手消費者金融のA&Pファイナンシャルの買収額が約283億円だったことが分かった。複数の関係者が20日、明らかにした。支援企業選定をめぐっては、310億円で応札したJトラストが「選定過程が不透明だ」として途中で撤退した経緯がある。

  武富士管財人の小畑英一弁護士は、15日の会見で買収額を中心とした当初の弁済原資を約500億円と試算、これに基づく弁済率を3.3%と公表した。同管財人は更生手続きに入る際、のれん代や事業計画、弁済率の極大化などを重視し、「高い価格を出しても事業再生の実現可能性がなければ選ばない」などと述べていた。

スポンサーには、A&Pと国内金融業のJトラストのほか、米投資会社TPG、東京スター銀行など5社が名乗りを上げていた。Jトラストは撤退時の発表文で、自らは310億円を提示したとした上で、選定過程で「債権者の最大の利益を図るべき管財人の職務が十分に果たされていない可能性がある」と批判していた。

2011/07/20 16:44



引用おわり


A&P Financial Co.,Ltdの入札額。
揉めにもめた今年4月のスポンサー選定中から既に問題になりそうな気配がしていましたが
予想どおり入札を辞退したJトラストの提示額を下回っていました。

不鮮明な選定基準についてはネオライングループが管財人を名指しで批判しているので
この件についてコメントするべきか悩みますが
一言だけ…「ああ、やっぱりインチキ出来レースか…」

ここまで事前に裏事情が分かってしまうと、もはやシャレでやっているとしか思えないですね。
管財人はA&P Financialにスポンサーを決定した経緯と詳細を公開する義務があるでしょう。
これについては私も武富士と管財人の小畑英一弁護士に
直接、質問書という形で提出していますが、答えてくれそうにないんですよね…


続いて、そのスポンサーであるA&P社が資金難であるとの観測記事。

(以下、週間ダイヤモンドより引用太字部分)


スポンサーが資金調達で苦戦?「清算」の可能性高まる武富士


 経営破綻した武富士の処理をめぐり新たな問題が発生している。更生計画案の提出期限が7月15日に迫るなか、スポンサーである韓国のA&Pファイナンシャル社が、いまだ資金調達のメドが立たず走り回っているのだ。

 武富士をめぐっては、今年4月に管財人がA&Pをスポンサーとして選定。ところが、6月中旬、事態は大きく変わる。複数の関係者によると、すでに更生計画案の提出まで約1ヵ月という差し迫った段階で、突如、日本国内で資金調達を開始したというのだ。

 背景にあるのは、本国、韓国における資金調達の不調といわれる。韓国では現在、消費者金融の激しい取り立てと高金利が社会問題化し、規制が強化されている真っ最中。A&Pも将来性が不安視され、さらにウォン安も追い打ちをかけたため、韓国から日本に調達先を切り替えようというわけだ。

 日本で実際に資金集めに駆けずり回っているのはドイツ証券。銀行をはじめ、証券会社や投資ファンドなどを回って打診している模様だがいずれも厳しいのが現状だ。

 そこで急浮上しているのが、破綻した武富士が保有する営業貸付金を担保とした証券化による資金調達。だが、これも7月6日時点ではメドが立っていないという。

 管財人によると、「A&Pは韓国で資金調達できている」という。今の国内での調達はより有利な条件での借り換えや新規融資資金の調達であるとし、資金調達難を否定する。ただし、管財人は6月中にもA&Pを同席させて記者会見を開催する意向を示していたが、いまだ実現していない。

 しかも、こうした観測が金融市場で蔓延し始めると、A&Pは自社の業績を記した広報資料をあわてて武富士のホームページで公表するなど信用補完に努めるありさまで、必死ぶりがうかがえる。

 どの程度、資金が不足しそうなのかは不明だが、もし今後、資金調達にメドがつかなかった場合、スポンサーを選び直すことも選択肢の一つではある。しかし、金融市場が資金提供に値しない会社と判断したと見れば、清算への道をたどる可能性はきわめて高まる。

 さらに武富士には逆風が吹きつける。7月1日、武富士の社債権者たちが、「再生するよりも清算したほうが弁済率は高くなる」とする独自の更生計画案を裁判所に提出。目下、管財人が出している更生計画案の否決を目指している。管財人案の弁済率が3~4%といわれるのに対し、「最終的に5~6%は確保できそうだ」(業界関係者)という主張だ。

 また、弁護士らが中心となって活動する「武富士の責任を追及する全国会議」も、「管財人は創業家への責任追及が甘い」として、こちらも管財人の更生計画案を否決するよう、いわゆる過払い債権者に働きかけていくという。

 破綻後も迷走する武富士。清算リスクは日増しに高まっている。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 野口達也)

7月11日



引用おわり


今頃になって資金が不足しているという内容に読まれた方は唖然としたのではないでしょうか?

管財人は資金調達難を否定しているようですが、今までの経緯を考えると信用できるはずもなく…
6月中旬から資金調達を始めたというのも、私がA&Pの問題点について管財人に上申書を提出した時期と重なり
それもまた様々な想像をかきたてられる…
(参照日記【武富士 管財人小畑英一氏への上申書】)

そういった疑念は
「A&Pは自社の業績を記した広報資料をあわてて武富士のホームページで公表するなど
信用補完に努めるありさまで、必死ぶりがうかがえる。」
という一文からも明らかであり
実際にリリースされたA&P社に対する報告を読んだ時、私も同様の印象を持った。


どうして、そういった印象を与えてしまうのか武富士側は理解していないようなので
管財人や上の人(?)にアドバイスする形で少し語ってみようと思う。

まず第一に武富士のプレスリリースの公表タイミングに問題がある。

自分達に有利な報告は週の半ばに発表し、会社側に都合の悪い報告は例外なく金曜日発表…
それもA&Pファイナンシャルのスポンサー決定報告などゴールデンウィーク中の金曜日の記者会見だった(笑
外から見ている者からすれば、できるだけ目立たないように発表したい、皆の目に留まらせたくないようにしたいと捕らえられてしまう。

当方としては不利な案件でも、あえてノーガードで公表していくスタイルを管財人にはお勧めしたい。
それが本来あるべき公平な破産管財業務だし、債権者また裁判所の信頼を得る最低限の行動だといえる。


また更生債権の一般調査期間なども数字上は11日の期間を設けているものの
見事に5月連休に被り(土日祝日は業務を行っていないことから)実質は7日間だった。

この発表を目にした時も私には関係のない事とはいえ、バカにしてるよな…と率直に思わせた。
数字上は格好ついていても中身は杜撰だという印象を与える。
それは引き直し後に貸付債権が大幅に減少し、
半ば粉飾まがいだった武富士の財務諸表に共通すると考えさせてしまう。

管財人は、このような些細なことにも配慮し作業を進めていく心遣いを持つべきかもしれない。

また、元専務である武井俊樹氏の最高裁判決で
(参照日記【元専務、武井俊樹氏の追徴課税差し戻し判決下る!】)
贈与税の返還と還付加算金が決定した週に調査報告をあててきたりと
たとえ会社側と関係がなかったとしても、その関連性を疑うタイミングでの発表は頂けない。
現に調査報告はその2週間前に裁判所に提出されており、一般発表に対して編集が必要とはいえ
そこまで発表を寝かせた意図を私も聞きたいくらいだ。

まぁ、これは創業家のスキームでもあるので管財人には意見できなかったのかもしれないが…


そして記事にあるA&P社の紹介資料はPDFで22ページにも及ぶ詳細な内容で、カラーグラフなども交えて丁寧に作られていた。
同月初旬に発表された経営責任調査委員会の調査報告が僅か1ページという簡素なものであったのを考えると恐ろしいほどの違いだ…
そりゃ「必死ぶりが伺える」と書かれてしまいますよ、私もそう思いましたし…
他の報告がしっかりしていないのに急に詳細な報告をされても信用できるわけがない。

少し人の心理というものを考えて管財業務を行うべきだと管財人にはアドバイスしたいですが
まぁ、これだけ露骨にしているところを見ると意図的とも考えられるので無駄かもしれないですね。


私からの上申と質問書も確認はしてくれたようですが、返事を頂ける様子はないですし
百歩譲って中立的に考えてみても、この状態では批判しか書けない…
迷惑を他者にかけているのに誠意どころか、唾を吐きかけるような経緯に
私もよく冷静に付き合っていると思います…

前日記で少し触れた本社ビルの違和感、そろそろ改善されているのだろうか?
本当に世の中インチキばかりで嫌になりますが、
明日以降も今まで同様、冷静に会社更生案提出までの流れを語ります、
それでは今日はこの辺で。









参考URL

【bloomberg.co.jp】
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=aYreUemI_958

【週間ダイヤモンド】
http://diamond.jp/articles/-/13068


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テーマ : 借金・債務・金融
ジャンル : 株式・投資・マネー

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No title

sorutomiさんへ

創業家に対する責任追及は、かっちりやってほしいですね。
蛸あし配当くらいしか、責任追及できないのは残念。

普通、商店主は、店をつぶしたら、個人財産を吐き出すのが
あたりまえ。それを連帯保証していないという理由で、逃げ回って
いるというのは、なっとらん。

sorutomiさん、がんばってください

Re: No title

>mkuriba4649さん
今晩は、書き込みありがとうございます。

どうやら管財人の提出した更生計画案では株主の100%減資は確実のようです。
経営責任については当初発表された10年3月期だけではなく
(私達に突かれて、やっと)過去数年分の違法配当についても追求していくというスタンスになったので
このまま管財人に意見をしていけば少しづつは考慮してくれそうではありますが
計画案は既に提出され裁判所もGOサインを出したので、もはや更生計画の否決しか道はありません。

清算した場合は現時点より弁済率が上がるとの観測もあり、
その時は経営陣の決定的過失を突きつけて株主も救済してもらいたいものですね…
まぁ、無理なら個人控訴するしかないでしょう。
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個人株主G

Author:個人株主G
武富士株主。株主軽視の会社更生法申請により3000万円近い損失を被り人生が大きく変わってしまった男、個人株主G。

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